長崎港ではフェリーや観光船に乗り込む多くの客で賑わっていた。2ヶ月先まで予約がうまっている大人気のツアー。クルーズ船で向かうのは2015年に世界遺産登録された端島。通称軍艦島は、島へ降り立つと剥き出しの岩肌と朽ち果てたコンクリートの構造物が。ここは明治日本の産業革命を支えた人口の島。明治から昭和にかけて良質な石炭が採掘される炭鉱として開発された。炭鉱労働者やその家族を中心に最盛期には5300人が島に居住。小中学校から病院や映画館と一つの街のように発展を遂げた。しかし50年前に閉山し廃墟となっていた。大正5年に建てられた日本初の鉄筋コンクリートの集合住宅。しかし、その劣化状況は5年前から余命半年と指摘されているほど。安全面から、現在島に入れるのは観光船のツアー客のみ。見学ができるのは島のわずかな10分1に満たない。多くの歴史的な建物がありながら、一部しか観光にいかされていない。所有者でもある長崎市の鈴木史朗市町は、完全な保存は難しく、世界遺産に登録されたことは素晴らしいが、維持していくことのほうが難しいとした。
軍艦島は島全体が世界遺産というわけではなく、明治時代に作られた一部の観光施設だけ。登録されたからといって、保存・整備の費用は原則国や自治体が負担する。さらに島全体を補修すると1000億円がかかると言われる中で、自治体だけで賄うのには限界が。そんな課題に向き合おうとしているのは前畑洋平さん。NPO法人のJ-heritageを運営し、産業遺産を観光と結びつけて保存につなげる団体の代表。
軍艦島は島全体が世界遺産というわけではなく、明治時代に作られた一部の観光施設だけ。登録されたからといって、保存・整備の費用は原則国や自治体が負担する。さらに島全体を補修すると1000億円がかかると言われる中で、自治体だけで賄うのには限界が。そんな課題に向き合おうとしているのは前畑洋平さん。NPO法人のJ-heritageを運営し、産業遺産を観光と結びつけて保存につなげる団体の代表。
