全国屈指の水揚げ量を誇る宮城県の気仙沼港ではきょう、北海道の東の沖合およそ1000キロの公海で取れたサンマおよそ48トンが水揚げされた。ことしは主力となる100トン以上の大型船による漁が例年より10日早い今月10日に解禁された。サンマは深刻な不漁が続き、気仙沼市によると気仙沼港での去年のサンマの水揚げ量は3086トンで、統計が残る昭和49年以降、3番目に少なく、ことしも去年と同様に低い水準となる見通しだという。水揚げされたサンマは中型のものが主体で、1キロ当たり平均1249円と例年の1.5倍ほどの高値で取り引きされた。きょうは気仙沼港のほかにも、宮城県の女川港、岩手県の大船渡港でも初水揚げが行われた。