- 出演者
- 山内泉
オープニング映像。
米国大統領選挙に向けた与党・民主党の全国党大会で、党の大統領候補のハリス副大統領が先ほどから演説を行っている。ハリス氏は「すべての米国国民のための大統領になる」などと訴えて大統領選挙での勝利に向けて支持を呼びかけている。
現在もハリス副大統領の演説は続けられている。会場からは女性の政治参加を示す白の衣類を身に着けた人も多くおり、当選すれば初の女性大統領となるハリス氏を支援するという姿勢を見せている。バイデン大統領の撤退で急きょ民主党の大統領候補となったハリス氏としては、今回の演説を通して無党派層などにもアピールし残り2か月余りとなった選挙戦に弾みをつけたい考え。バイデン大統領の撤退で急きょ民主党の大統領候補となったハリス氏としては、今回の演説を通して無党派層などにもアピールし残り2か月余りとなった選挙戦に弾みをつけたい考え。ハリス氏の演説はNHKのニュースサイトやニュース防災アプリでもライブ配信で伝えている。
今回のハリス副大統領の演説だが、自身が労働者層の出身であり、移民の子だという生い立ちに触れた。これは自分が特別な人間ではなく中間層、つまり普通のアメリカ人であることをアピールする狙いがあると見られる。またこれまで自身を未来、トランプ氏を過去の存在とするなど対比を交えた演説を行っている。今回の演説でも自身が大統領になれば国を前進させる、逆にトランプ氏の政策は国を後退させると話した。現在支持率に関しては拮抗している両者、現在はハリス氏への期待で支持が拡大した形だが、今後問われるのは政策の中に自身の色を取り込んでいくこと、バイデン政権との違いを示すことが大切になる。今後は来月の10日にTV討論会で直接対決を行う。現在世論調査では「激戦州」とされる地域7州チ中5州でトランプ氏の支持が上回っている。選挙まで残り2カ月、今後の両者の動向に注目が集まる。
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岸田総理大臣の後任を選ぶ来月の自民党総裁選挙に向けて立候補に意欲を示す小泉進次郎氏は、これまでみずからに近い議員と対応を協議してきた。その結果、来週30日に記者会見を開き、立候補を表明することになった。総裁選挙を巡っては10人以上の名前が挙がっていて、これまでに小林鷹之氏が立候補を表明している。また石破元幹事長があす、河野デジタル大臣が26日に表明する。林官房長官は来週にも表明する方向で調整している。きょうも午前中から立候補に向けた動きが活発になっている。このうち立候補に意欲を示している加藤元官房長官は地元の岡山で党所属の県議会議員と面会し、総裁選挙に立候補するよう要請を受けた。立候補に意欲を示している上川外務大臣は外務省に入る際、記者団の取材に応じ「立候補に向け、思いを伝える仲間のみなさんひとりひとりに活動している状況」と述べた。
今月初めの東京株式市場では、先月末に日銀が追加利上げを決めたあと日経平均株価が過去最大の下落となるなど激しく乱高下し、外国為替市場でも不安定な動きとなった。これを受けてきょう衆議院の財務金融委員会の閉会中審査が開かれ、日銀の植田総裁は乱高下の要因について「米国の景気減速懸念が急速に広がった。これを契機に世界的にドル安と株価の下落が進んだ。7月末の私どもの政策変更もあってこれまでの一方的な円安の修正が進んだ。内外の金融資本市場は引き続き不安定な状況にあると認識している」と述べ、今後も緊張感を持って市場の動向を注視していく考えを示した。今後の金融政策については、経済や物価の状況を見ながらさらなる利上げを検討していく考えを示した。
連日の猛暑の影響で東京・青梅のスーパーでは総菜のほかアイスの売り上げが去年を上回る状況で推移している。一方で高齢者を中心に来店頻度が減っているとのこと。価格の安いときに購入するまとめ買いの動きもあり節約志向は根強いという。総務省によると先月7月の消費者物価指数は生鮮食品を除いた指数が2020年の平均を100として108.3となり、去年の同じ月より2.7%上昇した。2%台となるのは去年9月以降、11か月連続。これは政府が続けてきた電気ガス料金の補助金がいったん終了したことなどが要因。一方、生鮮食品を除く食料は2.6%の上昇で、米に関連した品目の上昇が目立っている。
東京電力福島第一原発にたまる処理水の海への放出が開始されてからあすで1年となる中、政府は農林水産物などの輸出拡大に向けた会議を開いた。政府は2025年までに農林水産物と食品の輸出額を2兆円に増やす目標を掲げていて、去年までは輸出額の増加が続いてきたが、ことし6月までの半年間では中国による日本産水産物の輸入停止措置の影響もあって前の年の同じ時期より1.8%減った。会議では中国などに対し規制の即時撤廃を粘り強く求めるとともに、輸出先のニーズに対応できる産地作りの推進や海外の新たな市場開拓の支援などに政府一丸となって取り組んでいくことを確認した。林官房長官は「来年度予算の概算要求に新市場開拓や国際競争力のある産地育成をはじめ、必要な政策をしっかり盛り込むとともに、取り組みを加速するようお願いしたい」とコメントした。
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全国屈指の水揚げ量を誇る宮城県の気仙沼港ではきょう、北海道の東の沖合およそ1000キロの公海で取れたサンマおよそ48トンが水揚げされた。ことしは主力となる100トン以上の大型船による漁が例年より10日早い今月10日に解禁された。サンマは深刻な不漁が続き、気仙沼市によると気仙沼港での去年のサンマの水揚げ量は3086トンで、統計が残る昭和49年以降、3番目に少なく、ことしも去年と同様に低い水準となる見通しだという。水揚げされたサンマは中型のものが主体で、1キロ当たり平均1249円と例年の1.5倍ほどの高値で取り引きされた。きょうは気仙沼港のほかにも、宮城県の女川港、岩手県の大船渡港でも初水揚げが行われた。
夏の全国高校野球はきょう決勝が行われ、京都国際高校が関東第一を10回タイブレークに及ぶ試合を制し、初優勝を果たした。京都国際は春夏通じて初めての優勝。
エンディングの挨拶。