- 出演者
- 中山果奈
オープニング映像。
日本とASEAN諸国などで作る、AZEC(アジア・ゼロエミッション共同体)と呼ばれる枠組みの閣僚会合が、インドネシアで開かれ、日本からは齋藤経済産業大臣が参加した。会合のあと発表された共同声明では、地理的な要因や経済状況など、各国の事情を踏まえて脱炭素化を進めていくことで一致し、電力や運輸、それに産業の分野で連携を強化していくとしている。具体的には、火力発電の燃料について、二酸化炭素を排出しない、水素やアンモニアへの転換を進めることや、次世代の航空燃料であるSAFや、自動車に使われるバイオ燃料の供給網づくりで連携していく方針が盛り込まれている。また、工業団地での再生可能エネルギーの導入や、省エネの促進に向けても、連携を強化していくとしている。日本としては、得意とする水素やアンモニア、省エネなどに関する技術を、アジアの各国に提供し、脱炭素化を後押ししていきたい考え。
日本政府観光局によると、先月、日本を訪れた外国人旅行者は、推計で329万2500人で、6月の313万人を上回り、月ごとでは過去最多となった。これは幅広い国や地域から学校の休暇に合わせて日本を訪れる人が多かったことに加え、台湾やフィリピン、アメリカからの訪日客が引き続き好調だったことが主な要因だとしている。国や地域別では、中国が77万6500人と最も多く、次いで韓国が75万7700人、台湾が57万1700人、香港が27万9100人などとなっている。国地域別で中国が最も多くなったのは、おととし10月に、新型コロナの水際対策が大幅に緩和されて以降、初めて。また、ことし1月からの外国人旅行者の累計は2106万9900人となり、過去最速のペースで2000万人を超えた。日本政府観光局は、調査を行った23の国と地域のうち、19の国と地域で、7月としての過去最多を更新するなど、円安の影響もあって、幅広い国や地域からの旅行者が伸びたと話している。
半導体の受託生産で世界最大手の台湾のTSMCにとって、ヨーロッパで初めてとなる工場の起工式が20日、ドイツで行われた。ショルツ首相は、半導体の供給をほかの地域に依存してはならないと述べ、経済安全保障上、ヨーロッパでの生産が欠かせないという認識を示した。工場への投資額は合わせて100億ユーロ超の見込みでドイツ政府がその半分ほどを支援する見通し。