日本政府観光局によると、先月、日本を訪れた外国人旅行者は、推計で329万2500人で、6月の313万人を上回り、月ごとでは過去最多となった。これは幅広い国や地域から学校の休暇に合わせて日本を訪れる人が多かったことに加え、台湾やフィリピン、アメリカからの訪日客が引き続き好調だったことが主な要因だとしている。国や地域別では、中国が77万6500人と最も多く、次いで韓国が75万7700人、台湾が57万1700人、香港が27万9100人などとなっている。国地域別で中国が最も多くなったのは、おととし10月に、新型コロナの水際対策が大幅に緩和されて以降、初めて。また、ことし1月からの外国人旅行者の累計は2106万9900人となり、過去最速のペースで2000万人を超えた。日本政府観光局は、調査を行った23の国と地域のうち、19の国と地域で、7月としての過去最多を更新するなど、円安の影響もあって、幅広い国や地域からの旅行者が伸びたと話している。