「東京国際映画祭」で上映した中学生だけで撮影した映画がある。都内の施設に18人の中学生が集まった。全員、この日が初対面だ。若い映画ファンや映像作家の創出を目的にしている。開催して7年目だ。中学生たちが映画を8日間で制作し、東京国際映画祭で上映される。物語、役者、撮影、編集を担当する。どんな物語をつくるのか考えるところからはじまった。サポートする大人は否定しない。ラストシーンは即興で行ったという。最終日には、上映のぎりぎりまで話し合いがはじまった。衝動がこめられた作品が完成し、高い評価を得たという。大人が撮れないカットが含まれていたという出演者たち。