見た目ではわからない中古車の傷やへこみを自動的に見つけるスキャナーを、総合商社の双日が発表した。最新の自動車整備機器が披露された「オートサービスショー2025」で、巨大なゲートのような装置が展示されていた。下を車が通過すると6台のカメラで撮影し、目で見えにくい傷などを確認するという。わかりにくい再塗装や車の裏側、タイヤの溝の深さも確認できるという。中古車の査定は人が目で見て行うのが一般的だが、このスキャナーがあれば人手がいらずわずか30秒で診断が可能。今後はAIによる学習で精度を高める予定で、秋から実証実験を開始する。