水戸藩の2代藩主・徳川光圀にちなんだ水戸黄門まつりは、60年以上前から続く夏の風物詩。台風9号の影響が心配されたため、ちょうちんなどは撤去されたものの、昨夜までの2日間、予定通り行われた。おととい夜は、市内中心部の国道で、山車の練り歩きが行われたほか、水戸伝統の水府提灯の行列も披露された。ことしは、熱中症対策に重点が置かれ、会場には、冷房が効いたバスなどが用意された。開催5日前に、市内中心部で起きた6人が重軽傷を負った切りつけ事件を受け、警備体制が強化された。ことしは、2日間で14万4000人が訪れたという。実行委員回は、来年以降も安全に万全を期して開催したいとしている。