レスリング男子グレコローマンスタイル60kg級の文田健一郎は曹利国に勝利して金メダルを獲得した。文田選手は12歳の時にレスリングを始めるとレスリング部の監督である文田敏郎さんとともに五輪を目指し始める。東京五輪の前には金メダルを獲ると約束しながらも銀メダルという結果で、素直に向き合えなくなってしまったと当時を振り返ったが、妻・有美さんと去年生まれたばかりの遥月ちゃんの存在が文田選手の支えとなった。文田選手は金メダルは笹本コーチを避けて奥さんに懸けさせたいと冗談交じりに話していた。