はらだまさこさんは二児の母。2018年長年の夢だった喫茶店をオープン。店が軌道に乗り始めた頃、身体に異変が現れた。「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」。神経の病気が原因で体を動かす筋肉が徐々に痩せ、いずれ自力での呼吸が困難になる難病である。根本的治療法はまだ見つかっていない。幼い2人の母として一番の心配は、毎日家族に振る舞っていた料理が作れないこと。当時9歳の長男・タカラくんからはママへの料理のリクエストが綴られていた。だがタカラくんがスペインへサッカー留学している間、病状は進行。帰国したタカラくんは現状を受け入れられずまさこさんと距離を置くようになった。まさこさんは「家族のレシピ」を作ると決意した。「レシピを通して、わたしの味と想いの記憶を残していってもらいたい」まさこさんの挑戦が始まった。
