米国・ワシントンを訪問している武藤経済産業大臣は、トランプ政権が打ち出す鉄鋼製品とアルミニウム、自動車への関税措置から日本を除外するよう申し入れるため、関税政策を主導するラトニック商務長官とアメリカ商務省で初めて会談した。会談の詳しい内容は明らかになっていないが、米国側が関税措置にどう言及したか注目される。武藤大臣は「しっかりと日本の国益について話さなければいけない」とコメント。ラトニック商務長官の後、USTR・グリア代表とも会談。特に自動車は日本から米国への輸出額全体の3割近くを占めているだけに、武藤大臣は会談の中で日本の自動車メーカーなどによる米国経済への貢献を伝えたとみられ、ラトニック商務長官らが関税措置にどう言及したか注目される。