熊谷空襲について語り継ぐ活動を行っている米田主美さん。父親は出撃前の事故で80年前に28歳で亡くなったそう。米田さんが生まれたのは父親の死の約5か月後で、記憶にない父親に対し長年複雑な感情を抱き続けてきたが、平和の大切さを伝える活動を続ける中で父親の人生について知りたいと思うようになったという。父親の足跡をたどり始めた米田さんに去年の冬、突然の手紙が届いた。ことし4月、差出人である長野・伊那の博物館の館長の元を尋ねた米田さんは飛行場の跡地に案内され、父親がここに務めていたという新たな情報を得ることができた。また博物館では父親の印鑑が押された資料が見つかった。初めてたどり着いた父親の足跡に、米田さんは今後も父親の姿を追い続けようと考えているとのこと。