今シーズン吉沢は、横回転させレールの端で滑る大技ビッグスピンブラントに挑もうとしていた。大会で成功した選手はおらず、決めれば高得点が狙える。吉沢には、世界最強決定戦スーパークラウンで優勝したいという思いがあった。世界のトップスケーター10人だけが出場できる特別な舞台で、吉沢は2024年12月に金メダリストとして初めて出場し実力を発揮した。しかし土壇場でライバルであるブラジルのライッサが大技を決めて優勝し、吉沢は0.2ポイント差で敗れた。勝敗を分けたのはラインの点差で、シングルトリックでは上回っていた。ラインは45秒間に種類の違う高難度の技を多く入れるのがカギ。吉沢はラインを強化するため3つのビッグスピンを組み込もうと考えていた。
