5日、松竹創業百三十周年「七月大歌舞伎」が歌舞伎座で初日を迎えた(7月26日まで)。昼の部は新歌舞伎十八番から4演目を上演する(大森彦七、船弁慶、高時、紅葉狩)。市川團十郎、市川新之助が初日を前に舞台への思いを明かした。市川團十郎は「船弁慶」では18年ぶり、「紅葉狩」では19年ぶりに女方を演じる。市川團十郎は「昔理解できなかったことが理解できはじめているんだと18年というブランクのなかで時間の経過で感じている」と語った。「紅葉狩」で山神を初めて演じる市川新之助は「初役はどうしていいのか最初は本当にわからないし大変だった」と語った。中学1年生の新之助の七夕への願い事は「期末テストで良い点がとれますように」。