大阪市にあるパナソニックの主力電池工場に複数の車がやってきた。乗っているのはEUの執行機関である欧州委員会の幹部たち。視察のねらいとは「連携」と話していた。電気自動車の需要が伸び悩み電池産業には今、大きな逆風が吹いている。日本がEUと連携強化を進める背景にあるのがEV用の蓄電池の世界シェア6割以上を握る中国の存在。電池の原料に欠かせない黒鉛の最大産出国でもあり2023年からは一方的な輸出規制も行っている。自動車が基幹産業の日本とEUにとって中国に対抗する必要がある。今回の合意内容の一つが官民での電池資源のリサイクル分野の協力だ。ロボットを活用した電池の性能と安全性の向上に取り組むパナソニックエナジーもEUとの連携の重要性を訴える。
