北海道・網走湖のしじみ漁師・嶋田一生さんにしじみ漁に同行させてもらった。漁は鋤簾を湖に沈めて行う。鋤簾を船で引っ張り、プロペラを回すとしじみが砂ごと巻き上げられて、短時間でたくさんとれるという。とれたしじみは長さ33.5mm、厚さ19.2mmと大きい。網走湖は冬場は凍るほど厳しい寒さを迎える。こうした寒冷な気候がしじみの生育期間を長くするため、サイズが大きくなるという。さらに選別作業にもヒミツがあった。嶋田さんはコンクリートの台にしじみを落とし、その音で貝を選別している。厳選された嶋田さんのしじみをシンプルに味噌汁で頂いた。