- 出演者
- 田代杏子 赤松俊理 山崎智彦 伊藤雄彦 安田真一郎 宮崎慶太 手嶌真吾 坂下恵理 都倉悠太 武田健太 小掛雄太 増村聡太 渡辺未来 藤井亮汰
オープニング映像。
高知県高知市の様子を背景に全国の気象情報を伝えた。
宮城県仙台市では宮城野区付近でレーダーによる解析で1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表された。白鳥地区では住宅街が広い範囲で浸水し、床下まで水に浸かった住宅が多かったという。エアコンの室外機に泥が入るなどの被害もあった。
佐賀県警察本部は科学捜査研究所の40代男性の元職員がおよそ7年間にDNA鑑定を行ったように装いうその報告をするなど合わせて130件の不正行為あが確認されたとして、懲戒免職にするとともに証拠隠滅などの疑いで書類送検した。これを受けて科学捜査研究所を視察するなどしていた佐賀県議会は本会議で再発防止を求める決議案が提出され全会一致で可決された。この中では「科学鑑定の信頼を大きく揺るがすものだ」と指摘したうえで、佐賀県公安委員長と佐賀県警察本部長に対し説明責任を果たすため、独立性・透明性・専門性などを備えた第三者による調査を行うよう求めている。外部に指導や助言を求め、組織改革と再発防止策の具体化や職員教育の徹底など県民への信頼回復を果たすよう指摘している。この問題をめぐっては佐賀県弁護士会などが第三者機関による調査を求めている。佐賀県警察本部はこれまでの調査を踏まえて再発防止に努めるとともに「捜査や公判に影響はなかった」などとして第三者委員会の設置は必要ないという姿勢を示している。
佐賀県唐津市の中心市街地にあった2つの青果市場は施設の老朽化が進んでいたため統合したうえで唐津市のほぼ中央部に位置するJR山本駅近くに移転し整備が完了した。新しい唐津中央青果市場に関係者およそ80人が集まり初競り式が行われた。JAからつ・松本弘組合長は「新しい市場が組合の生産意欲を高め地域農業のさらなる発展につながることを心より願っている」と話した。きょうはおよそ20トンの野菜や果物の取り引きが行われたという。唐津中央政界市場・坂本淳二社長は「安心安全な農作物をしっかり届けるのがいちばんの使命」と話した。
実証実験は物流業界の人手不足などの解消に官民で取り組んでいる岐阜県の協議会が山岳地帯でドローンを使った物流モデルを構築するため実施された。岐阜県下呂市小坂町の御嶽山の登山口近くのヘリポートからドローンを飛行させ、重さおよそ18キロ分の飲み物などを吊り下げて4.5キロ離れた標高およそ2800メートルにある山小屋まで運んだ。山小屋によると30キロの荷物を人力で運ぶ場合、片道およそ5時間かかっているという。今回の実験では7分ほどで荷物を運ぶことができたという。実験に参加したドローンを使った測量などを行っている会社の山崎裕考社長は「ほぼ予定どおり100%の成果をあげられた。山の噴火だとかが起こったときに緊急の支援物資を輸送できるようなルートを確立していきたい」と話した。
山口県宇部市の南東沖で宇部市の底引き網漁船と香川県の石材会社が運航する貨物船が衝突し、漁船の59歳の乗組員が死亡し、船長が重傷を負った。この事故について国の運輸安全委員会は調査報告書を公表し、原因について貨物船の20代の機関長がスマートフォンを操作して周囲の見張りを継続的に行わなかったことや、漁船の船長が魚の選別作業に専念し周囲の見張りをしていなかったことが考えられると指摘している。そのうえで再発防止策として近づく船が見当たらなくても周囲の見張りを適切に行うなどをあげている。貨物船を運航する会社は事故を受けて航海駐に航海情報を得る以外の目的で船橋でスマートフォンを使うことを禁止したという。
歌川国芳は江戸時代末期に活躍した浮世絵師で「斬新な発想で幅広い作品」を数多く残したことで知られている。山口県立美術館にはおよそ200点が展示され、「相馬の古内裏」という作品は当時流行していた「読本」といわれる物語を題材にしたもので、巨大な骸骨の妖怪が妖術で呼び出される様子を3枚の絵を組み合わせた大きな1枚の画面でダイナミックに描いている。「其のまゝ地口猫飼好五十三疋」は猫好きの歌川国芳が東海道の53の宿場の名前を猫を絡めたダジャレで描いたユーモアな作品で、滋賀県の宿場町の草津は草津と言葉の響きが似ているこたつの上に猫の姿を描いている。山口県立美術館・渕田恵子学芸員は「浮世絵は当時の人が楽しんでいたエンターテインメントなので純粋に絵を見て自身の視点で楽しんでもらいたい」と話した。作品展は山口県山口市の山口県立美術館で11月24日まで開かれている。
西武ライオンズの若手選手の育成。気象状況や野球理論が変化する中で新たな育成の形が産まれている。清原和博、秋山幸二、伊東勤、渡辺久信、工藤公康、松井稼頭央などスター選手を育てあげてきた球団。西武ライオンズは北海道美唄市で3軍夏季キャンプを行った。気象庁によると美唄市は8月の最高気温の平均が本拠地の埼玉県所沢市より5℃低く、比較的涼しい環境で練習に打ち込める。石川県の金沢高校からドラフト1位で入団した齋藤大翔はキャンプに参加した。課題にしている守備でも所沢の2倍ほどの量のノックを受けていた。本拠地の所沢でもボールを使わない新たなトレーニングを始めた。シーズン中の選手が2軍の試合で中継の解説をする。背景には野球理論の変化がある。育成担当者は「感覚でやってきた主観重視の指導者とデータを活用してきた客観重視の指導者が交わる世代になっている」という。
札幌中央郵便局にはおよそ80万枚の年賀はがきを積んだトレーラー到着した。札幌中央郵便局によると、北海道内で計画されている年賀はがきの発行数は3200万枚で、去年の発行数より4割以上少なくなっている。SNSの活用や企業のペーパーレス化を背景に減少傾向が続いているという。来年の年賀はがきは北海道内では来年の干支の馬と松竹梅がデザインされたもののほか、飛び立つシマエナガが描かれたものなど6種類が販売される。1枚あたりの価格は去年と同じ85円で、寄付金付きは90円で、10月30日から販売が始まる。札幌中央郵便局郵便部・東耕二副部長は「年始のあいさつという日本の伝統文化をしっかり残していきたいと考えている」と話した。
北海道駒ヶ岳の麓にある北海道七飯町の大沼。大沼のワカサギ漁は昭和初期にオホーツク海側の網走湖からワカサギの卵が持ち込まれたことがきっかけで始まった。今シーズンのワカサギ漁が解禁され初水揚げとなり、地元の漁業者が網を仕掛けていた11か所を漁船でまわって網を引きあげていった。引きあげた網では8センチほどの大きさのワカサギが勢いよく飛び跳ねていた。大沼のワカサギ漁は湖が氷始める前の12月上旬まで行われ、佃煮にして地元の道の駅などで販売される。
JR東日本の発表によると、上越新幹線の新潟駅と長岡駅で切符を投入したりICカードをタッチしたりせず、顔認証だけで通過できる改札の実証実験を11月6日から2026年3月末まで行うという。改札機に設置した顔認証用のカメラの映像と事前に登録された顔写真を照合する仕組みで、JR東日本は実証実験に参加を希望する人を募集している。新潟駅と長岡駅の間でICカード型の新幹線定期券を持つ中学生以上が対象で、10月6日17日までの間、長岡駅構内で受け付けを行い、およそ500人の参加を目指している。JR東日本新潟支社は「大きな荷物を持っている人やベビーカーを押している人なども円滑に利用できるような取り組みを進めたい」としている。
ミャンマーの西部に住むイスラム教徒の少数派、ロヒンギャ。国内で迫害され国を逃れた多くが難民となっている。カディザ ベゴムさんは週に1回、群馬・館林市でロヒンギャの女性などに向けて日本語を学ぶ会を開いている。自らと同じロヒンギャの人たちを支える活動を行うことについて「一人で悩んだり一人で苦しんで過ごしていた女性たちが、この活動でみんなとお話しできるように」と語った。カディザさんは19歳の時に来日。東京の大学で難民問題について学んだ。館林市には30年以上前から多くのロヒンギャが暮らしていて、国内最大のコミュニティーとなっている。そこでロヒンギャの仲間たちと出会ったカディザさん。気になったのは仕事がなく家庭にいる女性たちの孤立だった。そこで始めたのが日本語の学習支援。これによって女性たちは仕事に就いたり車の運転免許を取ったりと社会とのつながりが生まれた。カディザさんはロヒンギャの女性たちに日本語でコミュニケーションをとることで日本社会で仲間を作っていってほしいと願っている。館林市では地元に暮らす日本人とロヒンギャの人たちの交流もあり、子どもたちがバングラデシュの難民キャンプを訪れスポーツ用品や勉強道具を届けた。また、群馬県外から日本語教育のボランティアにやってくる人や、ロヒンギャを含む外国人の中高生に向けて受験勉強のサポートをしてくれる首都圏の大学生もいるという。フェリス女学院大学・工藤理恵准教授は「外国人住民と共生していくためは地域の人材として受け入れていくことが大切」と話している。
下水を処理する過程で発生する汚泥をリサイクルして火力発電で使える固形燃料を製造する施設が愛媛・松山市に完成し、今月から稼働が始まった。製造された固形燃料は西条市の火力発電所で石炭の代わりに使用されることで温室効果ガスを年間で約2100トン削減できる。市によるとこうした施設ができるのは四国初。松山市下水浄化センター・福本幸一さんは「事故がなく安全な運用を行っていきたい」と話した。
災害時に地下水を手動でくみ上げて生活用水を確保する防災井戸が福島・楢葉町の町立のこども園に設置され、きょう町に寄贈された。寄贈したコンサルタント会社の阿部好則社長は「園児たちへの防災教育の一環として活用してもらえれば」と話した。
国内の大手水産会社「マルハニチロ」が世界で唯一、生きたサンマを飼育している福島・いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」から卵などの提供を受けてサンマの試験的な養殖に成功したと発表した。今後は完全養殖の実現に向け卵を効率よく採取する方法や、エサや養殖の規模、養殖場の建設場所といった事業化の課題に取り組んでいくとしている。
ブランド豚の魅力を知ってもらおうと茨城県はとんかつで食べておいしいブランド豚を決めるイベントを東京で開き、茨城県のブランド豚「常陸の輝き」が金賞を受賞した。MVPは「あぐー」。小美玉市の畜産農家・山本洋平さんは「ここまできたらMVPとりたかった」と語った。
自動車の自動運転の実験などが行われる茨城・城里町のテストコースで周回路の拡幅工事が完了し報道公開された。きのうは研究所で実用化に向けた試験が進んでいる自動運転バスの試乗も行われた。日本自動車研究所・鎌田実研究所長は「残念ながら日本でも2千何百人という交通事故死者数がある。それを究極ゼロに向けていろんな取り組みがなされているが、そこにひとつでも日本自動車研究所が貢献できれば」と語った。
徳島・阿南市の海正八幡神社の秋祭りで重さ4トンほどのだんじりを勢いよくぶつけ合う「けんかだんじり」が行われた。訪れた人からは「ずっと変わらず祭りがあったらうれしい」との声が聞かれた。
高齢化が進み大人用の利用も増えている紙おむつを燃料として再利用するリサイクル技術の実用化に向けて、徳島・上勝町と大手日用品メーカー「花王」が協定を結び連携していくことになった。町で発生する年間約12トンの使用済みの紙おむつをその場で燃料に加工できるようになるという。