2025年10月1日放送 14:05 - 14:50 NHK総合

列島ニュース

出演者
田代杏子 瀧川剛史 高瀬耕造 横林良純 浅野達朗 坂下恵理 黒澤太朗 和田弥月 石井晶也 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像と挨拶。

金沢局 昼のニュース
石川県 公費解体は今月中に完了へ

能登半島地震の発生からきょうで1年9か月。石川県は、地震や去年9月の豪雨災害で被災した建物の公費解体などを、今月中に全て完了する方針で、被災者の生活再建につなげたいとしている。能登半島地震や豪雨災害で半壊以上の被害を受けた建物について、所有者に代わって自治体が解体や撤去を行う「公費解体」などが進められていて、石川県は9月15日時点の状況を公表した。それによると、被災者が費用を立て替えて行う「自費解体」などを含めて、解体が完了したのは3万6563棟となっている。解体が見込まれる建物の数に対する解体率は84.2%。能登地方の6つの市と町の解体率を見ると、穴水町が95.8%と最も高く、次いで輪島市が90.1%、珠洲市が89.7%などとなっていて、最も低いのは七尾市の62.3%となっている。石川県は「被災した建物の解体を進めることで、被災者の生活再建の支援につながると考えている。大規模な土砂災害などで解体を進めることができない建物についても、今後対応していきたい」としている。

奥能登地域 人口12%余↓

能登半島地震や豪雨で被害を受けた奥能登地域の4つの自治体では、地震が起きてから1年8か月で人口が12%余減少したことが、県のまとめでわかった。石川県は毎月、市や町ごとの人口について住民登録をもとに公表していて、先月1日時点のデータをきょう公表した。奥能登地域の4つの市と町の転出者数は、去年1月1日からことし8月末までの1年8か月の間で、計6546人だった。自治体別に見ると、輪島市が2936人、珠洲市が1707人、能登町が1190人、穴水町が713人だった。一方、この期間の転入者数は4つの市と町で計1938人と、転出者数の3割以下にとどまっている。先月1日時点の奥能登地域の推計人口は4万8355人と、去年1月1日時点から6858人の減少となり、ふるさとを離れて他の地域に移る動きが続いている。

静岡局 昼のニュース
牧之原市 県営住宅の申し込み始まる

先月発生した台風15号で被災し、り災証明書を交付されている人を対象に、牧之原市できょうから県営住宅の申し込みが始まった。県は14の県営住宅の計64戸を提供することにしている。きょうから牧之原市の総合健康福祉センター「さざんか」で、入居を希望する人たちの申し込みが始まり、窓口では訪れた人たちが担当者から入居の手順などについて説明を受けていた。県によると、県営住宅への入居は、「一部損壊」の被災者も対象で、敷金や家賃は免除し、期間は原則1年以内としている。申し込みは今月7日まで受け付けていて、申し込みが多数の場合は抽選により入居者を決め、9日から順次入居が始まるという。

“外免切替”きょうから厳格化

外国で取得した運転免許証を日本の免許証に切り替える手続き「外免切替制度」がきょうから改正され厳格化されることを受け、静岡県内でも切り替えを希望する外国人を対象に中部運転免許センターで説明会が開かれた。外面切替は外国籍の人が日本で車を運転するための方法の1つ。説明会の中では、国籍に関わらず住民票の写しの提出が求められ、観光客などの短期滞在者には認めないことや、日本の交通ルールの理解度を確認する「知識確認」で、9割以上の正答率が必要となることなどが説明された。

松山局 昼のニュース
新居浜太鼓祭り「暴力行為がないように」

毎年、秋の新居浜太鼓祭りで、参加者による暴力行為が相次いで確認されていることを受けて、新居浜市の古川市長が祭りの代表者らに暴力行為のない祭りとするよう要請を行った。ことし7月には祭り会場の目の前に工場がある住友グループが、太鼓台が通るルートの変更などを市と警察に申し入れていた。新居浜警察署の岩垣雅也署長は、一切の暴力行為を行わないよう強く要請した上で、「今後、暴力行為が続けば太鼓台の車道通行の申請を認めない可能性も出てくる」と警告した。新居浜太鼓祭りは今月16日から3日間の日程で行われる。

栗の審査会 ことしの出来栄えは

秋の味覚「栗」の出来栄えを競う審査会が、きのう松山市で開かれた。愛媛県は栗の栽培が盛んで、去年の収穫量は全国3位。毎年この時期に生産者の団体とJA全農えひめが、県産の栗の審査会を開いている。今年は県内にある4つのJAから6品種39点が出品され、県やJAの職員など6人の審査員が形や傷、色づきなどを1つずつ丁寧に確認し、優れたものを選んでいた。その結果、農林水産大臣賞には、愛媛県伊予市の井川一郎さんが栽培した栗が選ばれた。JAによると、ことしは雨が少なく猛暑が続いたことから、全体的に平年よりも小ぶりなものの、品質はよく実が多くついていて、出荷量は去年より3割程多い590トンを見込んでいる。

大分局 昼のニュース
別府市消防本部 救急隊を1隊増設

別府市消防本部は増加する救急要請に対応するため、救急隊の数を1隊増やすことになり、きょう運用開始式が行われた。冒頭、長野市長が挨拶した。別府市消防本部によると、市内の救急件数は新型コロナや高齢化の影響などで増加傾向だということで、去年は8887件と過去最多となった。消防本部では別府市では初めてとなる電動ストレッチャーが付いた救急車も導入。ボタン1つで高さを調整することができ、従来のストレッチャーと比べて隊員の腰への負担が軽減される他、車両にストレッチャーを乗せる際の患者への衝撃も減らすことができるという。

県の防災ヘリコプター 消火活動再開へ

訓練中に消火用の水を入れる備品が落下した県の防災ヘリコプターについて、県は代わりとなる消火タンクを使うことで休止していた消火活動を今月20日から再開することになった。ことし4月、竹田市の稲葉ダムで山林火災の消火訓練を行っていた県防災航空隊のヘリコプターから、上空から水をまくための「消火バケット」という備品が落下し、国の運輸安全委員会が「重大インシデント」として原因を調べている。消火バケットは整備に多額の費用と時間がかかることから、ヘリコプターは消火活動に運用できない状態が続いていた。消火タンクは、出動する際にヘリコプターの胴体部分に取り付け、ホースを使ってくみ上げた水を上空からまくことができる。防災ヘリコプターは救助活動への利用についてはすでに再開されているが、消火活動は半年ぶりの再開となる。

盛岡局 昼のニュース
障害ある作家のアート作品 パリで披露

世界有数のファッションの祭典「パリコレクション」に出展している日本のブランドのショーがパリで行われ、岩手県の企業がプロデュースした障害のある作家のアート作品が描かれた衣装が披露された。ショーのテーマは「生命の可視化」。生き物をイメージして服の一部が動くドレスも登場し、ショーの最後に会場に駆けつけた作家が紹介されると、会場の人達から大きな拍手と歓声が贈られていた。

青森の病院とも同時に搬送調整開始

岩手県は県北地域でドクターヘリの出動要請があった際、要請を行う消防とドクターヘリの基地になっている岩手と青森の病院の3者が、同時に搬送の調整を行う運用をきょうから始めた。久慈地域と二戸地域の消防がドクターヘリの出動を要請する際、これまではまず岩手医科大学付属病院のドクターヘリに出動を要請し、搭乗する医師が「救命に効果がある」と判断した場合などに限って、青森県八戸市の八戸市民病院に出動を要請する流れになっていた。しかし、岩手医科大学付属病院から向かうより八戸市民病院から向かったほうが、半分ほどの時間で到着できるため、八戸市民病院への出動要請は年々増えていて、県北地域の市町村などでつくる協議会は、現場の消防の判断で直接、他の県のドクターヘリに出動を要請できるよう、運用ルールの改訂を求めていた。要請先の調整はこれまでも5分以内で行っていたということだが、より効率的に調整することで迅速な搬送を目指すことにしている。

山口局 昼のニュース
先駆けたプレキャンペーンきょうから始まる

来年、JRと県などが行うデスティネーションキャンペーンに先駆けたプレキャンペーンが、きょうから始まる。これに合わせ、新山口駅ではSL山口号の出発式が行われた。デスティネーションキャンペーンは、JRグループ6社と県内の自治体などが連携する大型観光キャンペーンで、山口県では来年10月~12月にかけて行われる。プレキャンペーンでは、観光列車を運行する他、県の魅力を味わうことができる200を超えるイベントを実施するということで、観光の起爆剤となることが期待されている。

中米の観光大臣などが萩の取り組み視察

まち全体を屋根のない博物館に見立てて、観光とまちづくりを進める取り組みを参考にしようと、中米の観光大臣などが萩市を視察に訪れた。この取り組みは、中米の8か国の観光を通じた振興を支援しているJICA(国際協力機構)などが、萩市の取り組みを実際に見てもらおうと企画した。江戸時代や明治時代の建物が残る浜崎地区では、参加者たちは明治時代から続いてきた船具店を、住民がカフェとして活用し、店に残る古い道具を客に説明するなどしていて、人気の観光スポットになっていると説明を受けていた。

(気象情報)
気象情報

北九州・小倉北区の中継映像を背景に気象情報を伝えた。

(中継)
セット・小道具を大阪局で公開中

きょうからNHKでは、新たなインターネットサービス「NHK ONE」がスタートした。大阪放送局ではきょうから関連のイベントが開かれている。大阪放送局1階にあるアトリウムに来ているが、ここで今週始まったばかりの朝ドラ「ばけばけ」などを紹介する「NHKドラマぎゅぎゅっと展」が開催されている。出演者の皆さんのパネルが展示されている。松江大橋のパネル前は写真スポットになっている。美術デザイナーのスケッチなどが展示されている。さらには衣装、小道具なども展示している。大河ドラマ「べらぼう」の展示もある。べらぼうどーもくんに版画で色付けをしていくことができる。夜ドラ「いつか、無重力の宙で」のコーナーもある。中でもオススメはファミリーレストランのソファーテーブルで、座って写真を撮ることもできる。ぎゅぎゅっと展の会場の前にあるのが、きょうから始まった「NHK ONE」の案内コーナー。ウェブサイトやアプリで同時配信、見逃し配信、最新のニュース記事、天気、防災情報などいつでもどこでも利用できる。NHK ONEどーもくんを紹介。例えばNHKプラスはすでに使えなくなっている。NHKプラス、NHK ONEニュース防災、NHK ONE for Schoolについても、新たにダウンロードして利用すること。

列島ぶらり旅
高く翔ろ!芝居小屋とコウノトリ

兵庫県豊岡市出石町で今、大注目なのが明治時代に建てられた芝居小屋「出石永楽館」。歌舞伎を題材にした映画「国宝」のロケ地となった建物。芝居小屋を訪ねるとコウノトリとの深い繋がりが見えてきた。吉沢亮さんが化粧する楽屋も、永楽館の楽屋。この芝居小屋では、120年余前に作られた仕掛けが今でも現役。永楽館と並ぶ出石町のもう1つの名物はコウノトリ。永楽館で1番高い小窓から見える山は鶴山という。かつて地元ではコウノトリを鶴と呼んでいた。永楽館開館から3年目の明治37年、山頂の松の木にコウノトリが巣を作った。コウノトリは大人気となり、見物客のために鶴見茶屋という茶店までできた程。コウノトリは巣塔という人工の塔の上で子育てをする。日本コウノトリの会の市民調査員の情報をもとに足をのばすと、田園にコウノトリの幼鳥が20羽近くも集まっていた。今ではここから全国へ生息域を広げていることがわかっている。ここでペアを見つけていると考えられている。夜、永楽館から太鼓の音が聞こえてくる。地域のボランティアによる触れ太鼓の練習。この音が響けば、いよいよ出石の歌舞伎シーズンの始まり。毎年秋に歌舞伎俳優を招いて行われてきた永楽館歌舞伎。今年は映画「国宝」ブームの中、出石の町は燃えている。舞台の役者に声をかけるタイミングも練習する。コウノトリと芝居小屋、出石の町を象徴する2つのシンボル。地域の人々に支えられ、再び高く空を翔る時を迎えている。

(気象情報)
気象情報

気象情報を伝えた。

秋の七草

秋の七草は、萩、尾花、葛、なでしこ、女郎花、藤袴、朝顔の花と言われている。クイズ「秋の七草の朝顔の花はどれか?」、正解は「キキョウ」。

気象情報

気象情報を伝えた。

(エンディング)
激突メシあがれ~自作グルメ頂上決戦~

激突メシあがれ~自作グルメ頂上決戦~の番組宣伝。

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