美味しいしじみを求めて北海道の網走湖を訪れた。網走湖は淡水と海水が混ざりあった汽水湖で、今回はしじみ大好き漁師の嶋田さんの漁に密着した。早朝港から7キロの漁場でしじみをすくう籠「鋤簾」を沈め、鋤簾に付いたプロペラで水流を作って効率よくしじみを中に入れていく。鋤簾を沈めて3分程度で大量のしじみを取った。今回取れたしじみは長さ33.5ミリ・厚さ19.2mmのビッグサイズで、直ぐに船上で選別して小さなものは湖に戻している。港に戻るとさらにしじみをコンクリートの台に落として生きている貝と死んだ貝を仕分けして出荷する。嶋田さんによるとしじみの砂抜きは水1リットルに対して小さじ2杯の塩を入れると旨味を残しつつ砂抜きができ、暗くすることでしじみの動きが活発化することで早く砂抜き出来るという。