CAと医師 決死の突破劇の再現VTR。酸素マスクのチューブを切り離し食塩水のペットボトルに挿してテープで蓋をし、即席の点滴を作った。点滴をした子どもは血圧が戻り、安静にしていれば大丈夫な状態になった。旅客機は雲の影響で大きな揺れが続いた。そんな中、男性が意識混濁で倒れてしまった。男性は自転車で転んで左腕の痛みが引かないとCAに話していた。医師の見立てによると、男性は緊張性気胸に陥っている可能性があった。左の肋骨が折れていて骨が肺に刺さって穴があいている状態だという。漏れた空気の圧力により、肺や心臓、血管が圧迫されて呼吸ができず、このままだと心停止の可能性があった。緊急着陸できるまであと40分もあった。医師は旅客機内でどうにかしなければならなかった。旅客機にあるものを使って胸腔ドレナージのオペをすることに。オペが許されたのは揺れが少なくなる5分間だった。