総務省が公表した政治資金収支報告書によると、去年1年間の政党を含むすべての政治団体の収入は、前の年より9.6%、102億円少ない965億円だった。そのうち政治資金パーティーの収入は前の年より5.8%、5億円増えて87億円だった。一方、支出は前の年より15.3%、162億円少ない896億円だった。支出項目のうち減少額が最も多かったのは、遊説やポスター製作などの費用に当たる宣伝事業費で、前の年より52.2%、49億円減らして45億円となった。去年は大規模な国政選挙が実施されなかったことが、政党や政治団体の収入や支出が減少した要因と見られる。