総務省によると先月の消費者物価指数は生鮮食品を除いた指数が2020年の平均を100として109.2となり去年の同じ月より2.7%上昇した。上昇率は前の月、10月の2.3%から0.4ポイント拡大した。これは政府による電気ガス料金の補助額が減ったことなどが主な要因で上昇率の拡大はことし8月以来。生鮮食品を除く食料は4.2%上昇し上昇率は4か月連続で拡大した。主なものでは米類が63.6%上昇し、比較できる1971年以降で上昇幅は最も大きくなった。米に関連した品目もおにぎりが7.2%、外食のすしが4.3%上昇したほか、チョコレートは29.2%、コーヒー豆が24.9%それぞれ上昇した。総務省は「モノ、サービスともに原材料価格だけでなく人件費の上昇を理由に値上げする動きがみられている」としている。