総務省が発表した東京23区の今月の消費者物価指数は生鮮食品を除いた総合の速報値で、2020年を100として108.5となり去年の同じ月より2.2%上昇した。上昇率は先月の2.5%と比べ0.3ポイント低くなったものの、4か月連続で2%台の上昇となっている。食料の値上がりが続いていて、中でも米類は77.5%の上昇と、記録が残る1971年以降で最大の上昇幅を5か月続けて更新している。一方、生鮮食品は18.4%の上昇で、先月に比べ上昇率は低くなったものの値上がりが続いている。東京23区の指数は全国の先行指標として注目されていて、全国の今月の消費者物価指数は3月21日に公表される。