国勢調査について解説。すべてを調査する目的で行われる。10月1日午前0時現在、ふだん住んでいる人・世帯・場所ですべて調査し、外国人も対象。調査項目は世帯ごとに人数・指名、住居の種類、仕事の状況など17項目。住民票の転入・転出を届け出ていない人もいて、サンプル調査のため地域ごとの実態把握ができないことからすべてを調査する。政府は国勢調査を最も基本的で重要な統計調査と位置づけている。回答方法は、今回からQRコードが追加。締め切りは10月8日まで。国勢調査が抱える課題は、プライバシー意識の高まりや単身世帯の増加から調査票の回収が難しくなっていること。聞き取り調査もあり、調査員が近所の人から氏名・男女・世帯員の数を聞く。調査員の確保と負担が増加していて、調査の精度が低下している。総務省はインターネット回答50%が目標。調査票の氏名書き込み欄からは、1世帯あたりの人数が減ったことなどが分かる。国勢調査は衆議院の区割り見直しや地方交付税の算定に利用される。国と地域の姿の予測にも通うされ、重要性が高まっている。調査は来年5月までに速報値が出る。一方、国勢調査を装った詐欺にも注意が必要。調査員は金銭要求なし、銀行口座の暗証番号・クレジットカード番号を聞くことはない。不審な訪問・電話・メールは市区町村へ。