飲食店での配膳や施設の警備などを担ういわゆるサービスロボットの市場規模は年々上昇していて、2028年には346億ドル、日本円で5兆円を超える規模にまで成長すると予測されている。そうした中、今日、最新の清掃ロボットを発表したのがアイリスオーヤマ。最大の特徴は、企画、製造、販売まで自社で行う完全内製化だ。アイリスオーヤマが発表した清掃ロボット「JILBY」は対話型AIを搭載。タブレットなどから遠隔で清掃を指示できるだけでなく最適な清掃ルートを自ら判断、提案してくれる。価格は未定だが、来年半ばの発売を目指している。世界で6500社以上、累計2万台を超えるサービスロボットを出荷しているアイリスオーヤマ。これまでもソフトバンクグループの関連会社などと協力してきたが、今日、大山晃弘社長が強調したのが「完全内作」。これを支えるのが2023年に子会社化した「シンクロボ」。ロボットのソフトウエア、頭脳の開発を担うスタートアップ企業だ。掃除のために走行しているロボットには内蔵されたレーザーやカメラなどで障害物を検知する。こうした動きなどにシンクロボの技術が生かされている。シンクロボは元Googleのロボットエンジニアが集まって創設されたという。大山社長は「自分たちでソフトウェアを維持れるように鳴ると、よりクイックな客に対応できる」と話していた。
