今回は日本航空で初の女性・CA出身社長である鳥取三津子氏にインタビューを行った。鳥取氏はCAについて「現役の頃は自分の家族や友達など大切な人に接客しているつもりでいつも接するようにしていた」、「これからは男性や外国人など様々な人がCAになって、多用な価値観から新たな接客の知見を教えて欲しいと思う」など話した。また今年1月に発生した日本航空機と海上保安庁機の接触事故については「命を守るフライトを実現するために日頃からシミュレーションやイメージトレーニングなどで準備することが大切になってくる」など話した。鳥取氏の入社1年目である1985年には日本航空機が群馬県・上野村の御巣鷹の尾根に墜落して520人が死亡する事故が起こっていて、鳥取氏は「絶対に風化してはいけない事故で、会社の全員がどんな業務をしていても必ず安全に繋がっているということを忘れないで欲しい」など話した。一方で鳥取社長は「社内には2010年の破綻後に失敗を恐れるという文化が根づいてしまっていて、まずは社員のやりたいことを口に出して欲しく、やる価値のあることならしっかりと後押ししていきたい」など話した。