昨日、APECやG20の首脳会議への出席を終えた石破総理は、南米を出発した。本格的な外交デビューとなった今回、習近平主席やバイデン大統領など、各国首脳との会談も次々とセッティングされた。その一方で、石破氏は16日、模索していたトランプ次期大統領との面会について、法律上の制約から実施しないと伝達があったと明らかにした。大統領選以降で、石破総理がトランプ氏と言葉を交わしたのは、大統領選挙に勝利した際に行われた5分程度の電話会談のみ。早期の関係構築が求められる中、来年1月以降となったトランプ氏との会談に向け、石破総理はどう関係を作っていくつもりなのか。その秘策となり得るのが、トランプ氏が愛好しているゴルフ。トランプ氏と強固な友好関係を築いた安倍元総理は、トランプ氏と一緒にゴルフを行うことで距離を縮め、ゴルフ外交は通算5回行われた。石破総理は、高校時代にゴルフ部で活動しており、ゴルフ外交実現は可能だという。また、トランプ氏との関係構築には他の共通点を利用する手段もある。元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏は、石破総理とトランプ氏の2人が同じ宗派のクリスチャンであることが関係を築く上でゴルフよりも重要だと話している。関係構築を急ぐ石破総理はトランプ氏との絆をどう深めようとしているのか。
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