順天堂大学が新しい病院の建設を計画していた場所。2015年に埼玉県の公募に大学側が応じる形で計画され、800床の病院が建設される予定だった。しかし、順天堂大学・代田浩之学長は「学内を挙げ検討したが、建設費の高騰、医療機関を取り巻く状況に変化があって実現に持っていくことは困難になった」として、埼玉県庁を訪れ埼玉県・大野元裕知事に計画中止を報告した。当初834億円と見込んでいた総事業費は、約2.6倍の2186億円にまで膨らんだことが明らかとなった。大野知事は「県民の期待は大きく、大変残念な中止であると申し上げた」と述べた。