国で次々に梅雨入りが発表され、「短期集中型」と言われる今シーズン。線状降水帯予測の最前線を取材。新たな取り組みについて気象研究所台風・災害気象研究部・加藤輝之部長は「5月27日から府県単位で半日前の線状降水帯情報を出すようになった」、気象庁情報基盤部・北村祐二予報官によると「今年更新した第11世代のスーパーコンピューターと線状降水帯予測スーパーコンピューターの2台体制で運用。第10世代と比べ性能が約4倍になった」と話す。去年までは画像を5km範囲で捉えていたが、2km範囲で捉える事が可能になった。きっかけは、去年7月に線状降水帯が九州北部で発生し、7人の犠牲者が出たことだった。更に去年は10時間先までの予測しか出来なかったが、現在は18時間先まで可能にあった。線状降水帯の被害を防ぐためには8時間が重要。