(中継)石川県輪島市門前町。この通りを中心に34軒の店が軒を連ねていたが、地震で多くの店が被害を受け、今は更地になっている。門前町は鎌倉時代から続く地元のお寺・總持寺祖院の門前に広がる町として栄えてきた。地震から1年が経とうとしているが、傾いた家、完全に崩れた家が見える。石川県では地震で被害を受けた住宅の解体や撤去を自治体が所有者に代わって行う公費解体を進めており、来年10月までに終えたいとしている。ただ、解体後も家庭の事情で故郷には戻って来られない、どこにどんな形で家を再建するのかなど、様々な課題がある。石川県によると、能登半島地震の影響で今月時点で少なくとも9000人近くが元いた住まいを離れて県内外で避難生活を続けているという。