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「繁花」 のテレビ露出情報

中国ではおととしから去年にかけて1990年代の上海を舞台にしたウォン・カーウァイ監督のテレビドラマが放送され大ヒットした。ドラマでは共通語の他に上海語でも放送され注目を集めた。共通語と上海語では別の言葉のように発音が違う。上海語を知らない人を中心に関心が高まり、保存しようという取り組みも始まっている。
とある週末、上海市内で開かれたコメディーショーの出演者が話しているのは地元で昔から親しまれてきた上海語。上海では街のあちこちでコメディーショーが毎週末開催され、多くの若者の人気を集めている。上海は19世紀半ばに開港し、貿易港として繁栄してきた。上海語は中国各地から移り住んだ人たちの言葉を取り込みながら発展してきた。また、西洋文化の影響を受けて外国語由来の単語も多くある。街中で上海語について聞いてみると、「相手が分からないかもしれないから上海語は話さない」などの声が聞かれた。低年齢層の間では上海語離れが進んでいて、6年前に幼稚園児を対象にした調査では9割の子どもが上海語をあまり使わなくなっているという。一方、上海に移り住んできた人の間では上海語を学びたいという人たちも増え始めている。市民向けの上海語教室は平日の夜にもかかわらず教室は満員。上海以外の出身者たちは共通語ではなく上海語で会話をしてこそ上海の人と打ち解けられるとして、あえて上海語を学ぼうとしているという。先端技術を活用して上海語を保存しようという取り組みも始まっている。一般的に共通語で授業が行われる中国の大学だが、上海大学が開発したAI「シャオフー」は去年11月に発表された。上海語で人と日常会話ができる。上海語の膨大なデータを独自のスーパーコンピューターで学習させて実現した。大量の上海語のデータを残し、巧みにつかさどるAIを開発。将来的には上海語の先生として教育現場でも活用し、その継承にもつなげていきたいとしている。上海大学文学部・張永禄教授は「上海語の保存と普及においてこのAIは大きな強みだと考えている」と話した。

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