2004年についに空調服の発売開始。しかし、思うようには売れなかった。故障で戻ってくる空調服には「こんな素晴らしいものはない」というメモがついており、“励ましのクレーム”が多かったという。必要としてくれる人たちのためにバッテリー耐久性向上やケーブル断線対策などの改良を続けた。すると、2018年に日本を襲った記録的猛暑が空調服の転機となる。暑さ対策として空調服は口コミで広まっていき、売上げはアップ。しかし、注目度が増したことで今度は権利を主張する企業が現れ、裁判沙汰にもなった。最近はライバルメーカーも増えたが、より良いものを作っていきたいと社長は話した。