男子決着のフリーでまず高得点を叩き出したのは、壷井達也。ノーミス演技で自己ベストを更新し、暫定トップに立った。きょうが現役最後の全日本となる織田信成は、冒頭の4回転トウループこそ転倒するもその後は全て着氷。暫定2位に食い込む。その後三浦佳生などが挑むも転倒が相次ぎ、壷井達也がトップのまま残すところあと2人。中田璃士は、冒頭2本の4回転を着氷し高い出来栄え点がつく。自己ベストを20点以上上回るシーズンベストで暫定トップに立った。最終滑走は鍵山優真で、冒頭の4回転フリップは圧巻の4.71。高い出来栄え点がつくと、コンビネーションでも完璧なジャンプを見せる。フリー唯一200点超えの演技を見せた鍵山優真が全日本初優勝となった。これで、来年3月に行われる世界選手権出場が内定した。