ヒグマの研究をしている北海道大学の下鶴准教授は、クマのフンを採取し活動期の食べ物の変化を調査した。春先から初夏は草やアリなどを食べ飢えをしのぎ、8月に入るとハイマツの実、8月後半にはマスやサケ、どんぐりの実などを食べる。ヒグマは高栄養のエサを食べ太って冬眠に備えることがわかってきた。ところがことしはハイマツなどが不作でマスやサケも減少し、十分に太れないクマが多く見受けられたという。下鶴准教授はゴミの管理などクマを寄せ付けない対策が必要と指摘した。
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