韓国ではかつて日本の大衆文化を厳しく規制していた時期があり、音楽は2000年代に入って全面的に開放された。ただ、地上波のテレビなどでは今も日本の音楽を流す機会はめったにない。そんな中、去年以降、日本の有名アーティストが続々とソウルで単独公演を行っている。なぜ今、韓国でJ−POPの人気が高まっているのか取材。去年の年末以降、ソウルでの日本の有名アーティストの単独公演は10組以上。現地では、異例の人気の高まりだとして、“J−POPの公演ラッシュ”と報じられている。なぜ、日本の音楽の人気が高まっているのか。背景の1つには、コロナ禍の前後で日本の音楽業界のデジタル発信が加速したことがある。動画サイトで発信する日本アーティストが増える中韓国の人たちが日本の曲に接しやすくなりさらにSNSを通じて拡散する流れが生まれている。イ・チャンイ副代表によると動画配信サービスで視聴できる日本の人気アニメの曲が入口になっているという。