2024年6月9日放送 7:00 - 7:40 NHK総合

NHKニュース おはよう日本
日本の「第九」原点▽カブス今永昇太投手

出演者
南利幸 清水敬亮 井上二郎 赤木野々花 
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オープニング

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(特集)
韓国で“公演ラッシュ”人気高まるJ-POP

韓国ではかつて日本の大衆文化を厳しく規制していた時期があり、音楽は2000年代に入って全面的に開放された。ただ、地上波のテレビなどでは今も日本の音楽を流す機会はめったにない。そんな中、去年以降、日本の有名アーティストが続々とソウルで単独公演を行っている。なぜ今、韓国でJ−POPの人気が高まっているのか取材。去年の年末以降、ソウルでの日本の有名アーティストの単独公演は10組以上。現地では、異例の人気の高まりだとして、“J−POPの公演ラッシュ”と報じられている。なぜ、日本の音楽の人気が高まっているのか。背景の1つには、コロナ禍の前後で日本の音楽業界のデジタル発信が加速したことがある。動画サイトで発信する日本アーティストが増える中韓国の人たちが日本の曲に接しやすくなりさらにSNSを通じて拡散する流れが生まれている。イ・チャンイ副代表によると動画配信サービスで視聴できる日本の人気アニメの曲が入口になっているという。

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韓国で人気高まるJ-POP“世界でファン獲得につながる”

日本のアーティストが世界的に利用されている韓国発のサービスに参加する動きも出ている。アーティストが自らライブなどを発信しファンと直接メッセージをやり取りしSNSのように交流できるのが特徴。主にK-POPなどのアーティストが参加している。毎月約1000万人が利用している。運営会社はアーティストが世界でファンを獲得する重要なツールになっているとしている。去年以降日本のアーティストも相次いで参加している。

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(スポーツニュース)
18歳小田凱人 大会連覇 パリパラリンピックへ弾み

全仏オープン小田凱人対G.フェルナンデスの試合。小田凱人は要所でバックハンドを決めるなどした。試合は2対0で小田凱人が勝利した。

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日本 強豪に競り勝つ 絶好調 西田が26得点

日本対スロベニアの試合。西田有志が得点を重ねた。試合は3対1で日本が勝利した。

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カブス 今永昇太 飛躍の理由とは

大リーグの公式サイトが発表した新人王予想:1位・カブス・今永昇太投手、2位・ドジャース・山本由伸投手、3位・パイレーツ・ポールスキーンズ投手。山本投手を抑えて1位になったのが、今永投手。飛躍のシーズンを送っている鍵を取材。カブス・今永昇太投手は、ここまでチームトップの5勝。防御率も今月4日の時点でリーグ2位。球速は大リーグの平均以下だが、回転数は球界トップクラス。ドジャース・大谷翔平と比べても、大きく上回っている。カブス・ホトビー投手コーチは「投げるコースも鍵」と指摘する。シーズン前のキャンプから三振を奪うため特別な練習を行ってきたという。ホトビーコーチは「ストライクゾーンのいちばん上に投げる練習をしました」などと話した。

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ドイツの作曲家、ベートーベンの交響曲第九番第4楽章「歓喜の歌」。“第九”が日本で最初に演奏されたのは6月。日本人に親しまれてきた原点を探る。

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6月に“第九”日本で親しまれる原点は

徳島県鳴門市では、毎年この時期に市民たちによる第九の演奏会が開かれる。防災行政無線から第九が鳴り、ドイツの国旗を表した第九ホットドッグも。その原点は100年以上前にある。今は公園となっている、第1次世界大戦のころに1000人を超えるドイツ兵捕虜の収容所があった場所。娯楽活動が許される環境にあったため、楽器を持ち込むなどしたドイツ兵がオーケストラを結成。106年前の6月の演奏会のプログラムには、ベートーベン交響曲第九番と書かれている。これが日本で初めて第九が演奏された瞬間。異国の音楽を受け入れる人々の気持ち。背景には“古くから四国霊場を巡る人たちを受け入れてきた鳴門の土壌があるのでは”と、鳴門市ドイツ館・森清治館長は話す。

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ドイツルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン歓喜の歌第40回ベートーヴェン「第九」交響曲演奏会鳴門市ドイツ館鳴門(徳島)
第九“日本人初演”100年前 福岡で

ドイツ兵による日本初演から6年後、日本人が初めて第九の演奏を実現させる。第九で歌われた日本語の歌詞、その手がかりを見つけた九州大学・松村晶名誉教授を訪ねる。九州大学は1909年、九大フィルハーモニーオーケストラを創設(当時はフィルハーモニー会)。約5年前、第九のパート譜を大学の保管庫で発見。演奏されたのは、当時、皇太子だった昭和天皇のご成婚を祝う場だった。今から100年前の1924年、大正13年1月に第4楽章の一部が演奏されたという記録もあり、これが日本人による初めての演奏だと伝えられている。本来はドイツ語の歌詞だが、当時の文部省が作成したご成婚を祝う奉祝歌の歌詞が採用され、披露された。演奏会の曲に第九を選んだのは、医学部・榊保三郎教授。ドイツ留学中に第九の存在を知り、オーケストラがまだ一般的でなかった日本で演奏をすることを決断したのではないかと、村松名誉教授は考える。1924年11月、東京音楽学校(当時)が第九の全楽章を初めて演奏。次第に日本で第九が定着していくことになる。今、九州大学では、当時の歌詞のままで第九を披露しようというプロジェクトが始まっている。演奏会は9月16日。

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6月に“第九”日本で親しまれる原点は

第九についてトーク。山田アナは「久保田慶一客員教授によると年末の演奏が一般的になったのは戦後なんだそうです」などと話した。

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