齋藤彩人(19)。草花の手入れが毎日のルーティン。岩を砕き、土を掘り起こし、造っているのは和風庭園。齋藤さんは専門学校で研鑽を積む造園家のたまご。幼い頃から造園会社に勤めている父の姿を見ていて、強い憧れを抱いたのが造園を始めるきっかけになったという。去年、専門技術を学ぶ若手の大会で2連覇達成。伝統の中にも新しさを感じる庭園を生み出す齋藤さんに新作を造ってもらった。作業期間3週間。出身地・群馬の材料を多く使っている。群馬の山々に見立てた岩を置き、故郷の風景を表現。「将来は造園を始めるきっかけとなった憧れた父を超える存在になりたいと思います」と語った。
住所: 群馬県前橋市日吉町2-25-1