今日発表された4月から6月のGDPは3.1%のプラスだったが、消費に関しては足踏み状態。夏休みの旅先でもそんな実情が。3連休初日の群馬県草津温泉。観光客が列をなしていたのはラーメン店。客の多くは素泊まり客だという。インバウンドや物価高を背景に旅先でも費用を抑える工夫をする人が増えている。日本経済の浮揚のカギとなる個人消費の回復はいつになるのか。賃金が上昇し、そして消費が増える、経済の好循環が実現するかは、まだ不透明と言える。第一生命経済研究所シニアエグゼクティブエコノミスト・新家義貴氏は「賃金水準はまだ低い。消費者心理の持ち直しも弱い」と話す。