第四北越フィナンシャルグループと群馬銀行が経営統合に向けて基本合意する方針を固めたことがわかった。持株会社の傘下に2つの銀行が入る方向で検討を進めていて、あすにも公表する見通し。第四北越銀行と群馬銀行は2021年に連携協定を結び共同店舗を運営するなど協力関係にあった。地方の人口減少や日銀の利上げによる金利のある世界となる中、金融機関どうしの競争が激しくなっている。両行は顧客基盤の拡大などのねらいがあるとみられる。統合が実現すれば預金量が単純合計で約17兆円と国内有数規模の地方銀行グループとなり、今後ほかの地方銀行の間でも再編に向けた動きが活発になることが予想される。