現在、歌舞伎座で上演中の七月大歌舞伎の昼の部で1人13役を務めている市川團十郎白猿さんにインタビュー。「これまで数々の役をこなしてきたが、敵も味方も両方1人で演じるため感情の切り替えが難しい」などと話した。さらに大変なのは、早替りで入念な段取りが必要だという。舞台ではとにかく誰の迷惑も考えず自分を押し出さないといけないが、裏側に入ると誰にも迷惑かけないように切り替えないといけないという。また團十郎さんは、歌舞伎への思いについて「一生懸命歌舞伎のためにやっていて、多くの方々に見てもらいたいという思いでやっているのは知ってほしい」などと語った。