羽根田卓也はカヌー・スラロームセンターで週6日激流と向き合っている。指導するのは元スロバキア代表のミラン・クバンコーチ。高校卒業後にはスロバキアに留学した羽根田。スロバキアは多くのメダリストを輩出したカヌー大国。競技人生の転機となった武者修行。その裏には、息子を支え続けた父の存在があった。元カヌー選手の父・邦彦さんの影響で9歳の時に競技を始めた。楽しさを教えてくれた父とのカヌー。しかしその先に待っていたのは孤独な道だった。愛知県の杜若高校のカヌー部に入部したが、40人中、スラロームの競技は羽根田一人だった。またカヌーは練習場所が少なく、湯船でパドリングを磨いたことも。高校3年には日本選手権で初優勝。海外遠征をしたがそこで試練が待っていた。
