いわゆる億ションが人気を集める一方で、購入できる価格帯に抑えようとすれば広さが狭くなる。現実は厳しい。販売する側も試行錯誤だ。地価公示ほかにも特徴があり、上昇率5%のエリアが広がっている。特に千葉県では習志野市、鎌ケ谷市、松戸市、千葉市などが上昇率5%超となっている。東京カンテイ・高橋雅之上席主任研究員は、利便性と割安感から上昇につながっている、神奈川県は通勤時間がかかるほか、すでに人気の住宅地であまりお買い得感がない、千葉県であれば予算内でおさまるとしている。また、実質賃金が伸びない中で住宅価格が高騰して手が出ない、郊外ややや離れたところなど条件を譲らないと取得できない状況で改善は早晩見込めないという。