この日韓国・釜山ではトランプ大統領と習近平国家主席の6年ぶり対面での米中首脳会談が行われた。トランプ氏は冒頭で「偉大な指導者」と習主席を持ち上げ、対し習主席は過激な貿易戦争に発展した両国の関係を「多少の意見の相違」と表現、会談は約1時間40分に及んだ。アメリカが合成麻薬フェンタニルの流入を理由に中国に課している20%の追加関税のうち10%を引き下げることで両国は合意、さらに中国がレアアースの輸出規制導入を1年間見送る、アメリカ産大豆の輸入を拡大することなどで合意した。一方でトランプ氏はロシア産原油の購入停止や台湾問題については触れなかったということ。帰国に向けた機内で会談の成果をアピールしたトランプ大統領、米中首脳会談でより成果を得たのはどちらの国だったのか、またきょう開催が調整されている日中首脳会談では両国首脳の表情にも注目。
