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「肝仕立て漁師風 あんこう会席」 のテレビ露出情報

1872年創業の山口楼本店を訪れた。地元の新鮮な食材を味わえる老舗の日本料理店だ。店おすすめのメニューは、あんこう鍋だ。茨城県沖合では、あんこう漁が盛んだ。旬のあんこうを様々な調理法で仕立てた会席料理をいただく。あんこうの友酢は、あんこうの身を肝が入った酢味噌で食べる郷土料理だ。あんこうの皮や卵巣など、すべての部位が食べられる。食用にされるあんこうは基本的にメスのみで、メスは体長1~2mまで成長するが、オスは大きくても20cmほどだ。交尾をすると、メスがオスの臓器を吸収してしまう種類もある。メインの鍋は、あんこうの味を際立たせるため、甘みの出る野菜は入れていない。しょうゆべーすのだしのみで炊き、肝をだしで伸ばしたものを入れる。徳川光圀は、当時としては長寿の73歳ころまで生き、食事にこだわりが強く、漢方を取り入れたり、乳製品や中国料理も食べていたと言われている。慶喜も、当時としては珍しい豚肉好きで、豚一様と呼ばれていたという。会席料理のシメは、あんこう雑炊だ。あんこうの旨味が詰まっているという。

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