シンガーソングライターの財津和夫さん(77歳)に話を聞いた。8年前に大腸がんと診断され、その後病気を克服し、今も音楽活動を続けている。1972年にTULIPとしてデビューした。「心の旅」など数々の名曲を生み出してきた。長年忙しい日々を送る中で定期検診は受けなかった。しかし69歳の時に大腸がんと診断された。大腸がんは国内で最も患者数が多いがんで、初期は自覚症状がほとんどなく気づきにくい。財津さんはがんを切除し転移もなかったという。しかし、抗がん剤治療で大変な思いをしたという。全国ツアーを中止し3か月にわたり抗がん剤治療を続けた。闘病生活を経て音楽活動を再開、10年ぶりの新曲作りにも挑戦した。出来上がった曲「人生はひとつでも一度じゃない」は5年前、オンラインライブで届けた。財津さんは「父親も肺がんで亡くなったので現代病の大きなものだから私にもがんがやってくるのはどこかで覚悟していた」、気付いたきっかけについて「急に腹痛がしてて外来に行った」、「大丈夫だよってお医者さまも言ってくれた。本当に勇気をもらった」、病気で悩んでいる人に対して「気持ちの持ちよう。病巣に対して敵意をあまり持たなかった」などと述べた。
