ユネスコの無形文化遺産に日本の伝統的酒造りが登録される見通しとなった。伝統的酒造りは杜氏などが麹菌を用いて日本各地の気候風土にあわせ、経験に基づいて築きあげてきた日本酒や焼酎、泡盛など伝統的な酒造りの技術。正式に登録が決まる来月のパラグアイでの政府間委員会に先駆けて、事前審査を行う評価機関が先ほど「伝統的酒造り」の登録を勧告したと発表した。ユネスコ無形文化遺産に登録されると、日本では2022年に全国41の踊りを登録した「風流踊り」以来となる。これまでに登録された日本の無形文化遺産は「歌舞伎」や「能楽」「和食」など22件。