- 出演者
- 池田伸子 伊藤海彦 田中美都
オープニング映像。
5時台の午後LIVE ニュースーンの特集を紹介。韓国大統領弾劾の議案どうなる。チョコ高騰でクリスマスケーキは。生命誌研究者が語る現代を豊かに生きるヒントほか
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- 韓国
韓国の国会の審議でキム・ソノ国防次官は非常戒厳を巡って誰が国会への軍の投入を指示したのかについて、自身ではなく国防相が指示したと話した。キム・ヨンヒョン国防相は国民に混乱を与えたとし辞意を表明、韓国大統領府は辞任を認めた。ユン・ソンニョル大統領の弾劾求める議案を野党6党が提出、国会の本会議で報告した。共に民主党の首席報道官はあさって夜の本会議で議案を採決する方向で調整を進る考え。国民の力・ハン・ドンフン代表は弾劾求める議案に党として反対するが、一方でユン大統領に離党を求める方針。弾劾について国民は賛成が73.2パーセントに対し、反対は24パーセントとなっている。ユン大統領は非常戒厳の解除以降公に姿を見せていない。
韓国・大統領の弾劾求める議案についてスタジオで話した。この件について韓国は本日未明に弾劾議案が報告された。最新の情報では明後日の夜に採決が行われる予定。採決は国会議員の3分の2以上の賛成が必要になり、可決されれば大統領の職務が一時停止、その後憲法裁判所に事案の決定が妥当かどうか審議する。弾劾が可決されるかについて、可決には200議席が必要となり、与党がどれだけ賛成にまわるかによって決まる。与党の状況は議案に反対する方針で決めているが、野党が与党の切りくずしを図る動きもあり不透明な状況。以前にもパク・クネ大統領が人事への介入により職務を停止、罷免されている。一方2004年にノ・ムヒョン大統領が大統領選挙で巡る側近の不正資金事件の責任を理由に職務を停止されたが、憲法裁判所で棄却され大統領職を復帰している。日韓関係等に深く影響するため、引き続き動向をみていく必要がある。
伝統的酒造りがユネスコの無形文化遺産に登録された。500年以上前に原型が確立した日本の伝統的酒造りでは、米や麦などを蒸す・こうじをつくる・もろみ発酵するといった各地の風土に応じて発展してきた。しかし日本酒は国内消費量が落ち続けてきているが、海外では人気が高まってきており、この10年で輸出金額は4倍近くに増加している。新潟酒造の会社では、酒造案内ツアーが外国人観光客に人気となっている。石川県珠洲市の酒造会社では今年1月の地震で土砂が流入し被害にあい、本格的な酒造りの再開は9月になってから開始しており、酒造会社社長はタイミングとしてとても喜ばしいと述べた。
スタジオでは日本で登録されている無形文化遺産についてスタジオで話した。現在は23件登録されており、能楽などが登録されている。酒造りには温度や現地の水といった自然に密接に関わるものであり、酒造りは地域のものであると話した。酒造りは海外からも注目を集めており、外国人観光客もリピーターが増えてきている。地方の魅力に興味がある人が多く、日本の酒は各地域によって異なるので魅力に感じている観光客が多く、更に世界への広がりが期待できる。
神戸アイセンター病院は、iPS細胞で網膜色素上皮不全症の患者の目に網膜の細胞を移植する治療の開発をすすめている。これまで治療した患者3人は移植の細胞が定着し見え方が改善した人もいたという。グループは結果を再生治療の実施計画を評価する国の部会に提出しており、部会で了解得た上で来月にも先進医療に申請する。先進医療は入院費など関連する医療費の一部の公的保険が適用される。一定の基準を満たせば実施する医療機関を増やすことも可能。先進医療に認められればiPS細胞を使う治療は世界初の臨床研究として実施以来はじめてのケースとなる。
自民党政治改革本部などの合同会議で示された法案として、党から議員に支給する政治活動費は廃止と明記し、議員に対する渡しきりの支出をなくすとしている。一方で公開に特に配慮必要な支出を要配慮支出とし、相手の氏名など不記載が可能。さらに要配慮支出を監査し、制度提言する第三者機関の政治資金委員会を国会に配置する。また外国人によるパーティー券購入を政治献金の規制と同様に禁止する。この件は当初罰則規定検討も陥れるために購入の可能性があると懸念の声が出たことから見送りされてきた。この法案は立憲民主党が求めている企業・団体献金の禁止は触れていない。法案は合同会議・党の政調審議会で了承し、あすの総務会での審議をへて国会提出の見通し。
全国の天気情報が流れた。
田中アナウンサーの自宅で干した干し柿の画像が流れた。2週間ほど干して食べた結果味も美味しく、最近は天候も良好だったため上手く出来上がったとのこと。
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現在洋菓子店では原材料の高騰からケーキにも影響がでている。中継している鎌ケ谷のケーキ屋さんでは原材料は高騰しているにもかかわらず販売価格は据え置いている。洋菓子店の店長によると特にチョコの値上げが大きいとのこと。カカオマスは去年4月が1キロ1500円だったが、今年は4500円と値上げしている。カカオバターは昨年1月で1キロ2000円から1万円に値上がっている。原産国の天候不順や病害などによって収穫が大きく落ち込んだことが原因となっている。取材している店舗では価格据え置きしているが、ケーキの飾りを減らす・植物性油脂を使用するといった工夫をしている。
ロバーツ監督がコマーシャル制作発表会のため来日。コマーシャルのテーマは「人の可能性を引き出す」としており、ワールドシリーズ制覇が起用のきっかけとなった。監督はマネジメントは人がすべて、その人のポテンシャルを以下に最大化できるかだと述べた。ドジャースは来年3月東京ドームの開幕戦についてきかれると、自身が沖縄出身であることと、ワクワクしていると話した。大谷選手の二刀流復帰については、投げ始めを考える必要があるとし、3月登板を否定した。ロバーツ監督は会見後沖縄に行っており、那覇市から特別栄誉賞がおくられた。来年3月には東京で開幕戦があり、相手はカブスとなっている。
生命誌研究者・中村桂子さんは科学に生命誌をつくったパイオニア。私たちがよりよく生きるヒントを考えた。生命誌とは祖先細胞から様々な動植物に分岐し、人間含め横並びに成長しており、ひとつの生き物として捉える。生命誌は生物が誕生した40億年前に遡って、どうして今のようになったのか歴史を探求する学問。この学問から私達が直面している現代社会の課題にどのように向き合うか考えた。
中村さんは現代にたいして、人間は生物を大事にしなくてはいけないと上から目線で考えている人が多いが、日常の生き方を生き物として考えた時に、自然界にゴミはないという感覚を持つことで変わっていくと述べた。人間は自然の一部と考えるヒントは中村さんの庭にあった。野菜などのゴミは庭にある落ち葉ための中に入れ土に還している。 現代社会の課題となっている高齢化社会について、古いものは捨てず、積み重ねに意味があるのが生き物で、アンチエイジングというものは無くエイジングすることが大事、さらにタイパ・コスパ社会の先にどのように豊かに生きたらいいか取材で訊いた。
中村さんは幼いころ家電製品は一つもなかったことを話し、現代は思い通りのように動く機械のように人間をみていると話す。タイパは機械からの発想だとし、生き物は時間を紡ぐものと述べた。今の若い人は自分たちが働いたらそれに見合う報酬があり、これから先自分の未来があるという感覚を持てる社会にしたらその言葉にはのらないとし、このことは社会の問題と述べた。タイパ・コスパというような競争社会は考え直す時にきていると話した。中村さんは子育ての話題になり、人は時間をかけて育つことから手がかかるから楽しさがあると述べた。機械の開発は否定しないが、機械の性質と生き物の性質は全く違い、しかし機械の影響で子どもにまで早さを求めたりしてしまうため、機械で便利にはするが人間は違うと話した。最後までこなすと思っていると人間としての豊かさにはつながらないという。
生きるとはなにかという質問に対して。あらゆる問題点は「人間は生き物」に戻ったら答えがあると話した。取材した池田さんは人間は時間を紡いでいくものだということに対し、その視点をもっていなかったことに気づいた。現代は機械による最適化にいきがちだが、自分の中に湧き上がってなりたいものはなにか立ち返りたい時間となったと話した。
福岡・柳川市からうなぎを使った名物料理を中継。うなぎは冬のほうが身が引き締まり油ものっているという。焼くポイントは炭火で背開きにすること。背中から開くことでお腹に脂が溜まって美味しくなるという。もう一つ理由として柳川は城下町のためお腹を切るのは良くないという点がある。今は天然うなぎが希少となり、宮崎や鹿児島といった天然うなぎにこだわっている。柳川はせいろ蒸しで調理しており、せいろの中にはご飯が入っており、秘伝のタレをご飯にかけて蒸している。柳川はうなぎの産地であり、ご飯にうなぎを乗せた後さらにご飯にタレの味を染み込ませるためせいろで蒸していく。
調理場から食事処に移動し、福岡にまつわるイベントとして12月から始まったこたつ船の川下りを紹介した。その後うなぎのせいろ蒸しを試食した。
スタジオにニュースーンへの質問・感想の便りがが届き、山崎さんの声への称賛について紹介した。