地震直後、断水の影響でブランド牛・能登牛の飼育にも大きな影響が出た。水は出るようになったものの、いまだ傷付いた牛舎などの復旧は進んでいない。石川・能登町・能登牧場・平林将専務取締役は「あっという間の5カ月だった」と語った。能登牧場では能登牛などを1100頭ほど飼育。地震直後は断水や停電などで一時は牛に十分に水を与えることができない状況だったが、今日で5か月となる今では餌や水を地震前と同様に牛たちに与えられるようになった。しかし、傾いたままの牛舎や地面の亀裂はそのまま。建設会社などに復旧工事を依頼しても発注が混み合っていて地震前の姿を取り戻すことはできていない。平林専務取締役は「前例にとらわれない支援をお願いしますとしてきた」と語った。