ハリウッド映画の厳しさを痛感したHIKARIさんはもがきながらも自分にしか作れない映画を追求していった。初めて挑んだ長編映画「37セカンズ」は脳性麻痺の主人公が過保護な母親や社会の偏見に縛られながらも自分の人生を切り開くため外の世界へ飛び出していくストーリー。この映画でHIKARIさんが伝えたかったことは人とのつながり。生まれや育った環境が違っても理解し合うことができるということ。HIKARIさんはこの作品でベルリン国際映画祭で2冠を獲得。HIKARIさんは「常にどんなことがあってもポジティブ」などと語った。HIKARIさんが長編2作目に選んだテーマは血が“つながらない”家族。最新作の「レンタル・ファミリー」は東京に住む落ちぶれたアメリカ人俳優が他人の家族を演じる仕事を通じて様々な人と出会い、新しい人生を見出していくストーリー。自分の経験をもとにひとりで孤独を抱えている人の背中を押したいと思って作った。主人公は他人の家族を演じるレンタル・ファミリーという仕事を通して様々な家族と触れ合っていく。その中には父親を知らずに育った娘のために父親役を演じてほしいという依頼も。初めは拒絶されながらもいつしか絆が生まれ、嘘の家族でもお互いを支える存在になっていく。このエピソードはHIKARIさんの実体験をもとにしたものだという。HIKARIさんは「世界平和に貢献できる作品を作れる監督に死ぬまで頑張っていきたい」と語った。
