ヨーロッパ議会選挙。オランダは去年秋の国政選挙で難民受け入れ反対を掲げEUの環境政策にも批判的な極右政党の自由党が第1党に躍進。今回の選挙でも勢力を伸ばすとみられているのが極右政党の自由党。難民の受け入れ反対やオランダ第1を掲げ、去年秋の国政選挙議会下院選挙で第1党となった。その後の連立協議で中道右派の自由民主党など3党と連立政権を作ることで合意した。勢いに乗ってヨーロッパ議会でも勢力拡大をねらう。自由党を支持しているのが自国やEUの移民難民の受け入れに不満を持つ人たち。専門家は今回のヨーロッパ議会選挙でも自由党が、EUへの批判票を集める可能性があると指摘する。こうした中で危機感を募らせているのが環境政策の継続やEU統合の推進を訴える環境政党のグリーンレフト。移民や難民が増えすぎることへの市民の不安やEUの厳しい環境規制への反発は各国に共通してみられる。